いじめのない学校に6/6
6月は舞鶴市全体で「いじめ対策強化月間」と銘打って、各小中学校でいじめを防止する取組を行います。本校では、本日全校集会をオンラインで開催し、校長先生のお話を聞き、いじめになくすためにどうすればよいかをしっかり考える月間をスタートさせました。全校集会後には、「いじめアンケート」を実施し、2者面談なども行いながら実態把握をします。そして今あるいじめを解消していきます。児童会主体の取り組みも行う予定です。
<校長講話>
全校の皆さん おはようございます。
6月になり、1学期も半分を過ぎました。新学年になってのこの2か月間、皆さんは楽しく学校生活を送ることができていますか。6月は舞鶴市全体で「いじめ」についてしっかり考えて、いじめを無くしていこうという気持ちを高める月としています。いじめアンケートをしたり、担任の先生と2人で話したりします。今、何か悩んでいたり、困っていたりする人や何かおかしいと思っていることがある人は、先生に相談してほしいです。担任の先生はもちろんですが、この新舞鶴小学校の先生たちはみんな皆さんの味方です。何かあれば、相談にのったり、助けてくれたりします。安心して相談してください。
いじめをなくすために大切なことを3つ言います。よく聞いて、しっかり覚えて行動してほしいと思います。
1つ目は、皆さんは「みんなちがってみんないい」という言葉を聞いたことがありますか。同じ顔の人や同じ身長、同じ体重の人がいないように、一人一人得意なことや苦手なこと、好きなこと、嫌いなことは違っています。この違いがあるからこそ、一人一人が素敵なんです。違いをお互いで認め合い、分かり合うことが大切です。
2つ目は、その違いを認め合うために、学級や学年、登校班、なかよし班など自分と一緒に勉強したり、お話したり、遊んだりする人のことを「よく知る」ことが大切です。新しい学年や学級になって2か月が経ちました。周りの人のことがなんとなくわかってきていると思いますが、この6月の1か月はもっともっと周りの人のことを知ってください。知ることで優しくしたり、協力したりできるようになります。
3つ目は、相手の気持ちを想像する力を鍛えることです。これを言ったらまたはこれをしたら相手はどんな気持ちになるか、想像するようにしましょう。その相手の気持ちを想像する力を鍛えることで、相手を悲しませたり、傷つけたりする行動が減っていくと思います。
最近でも、違いを認められず、よく知らないわからないことを相手に伝え、その相手が傷ついたという話を聞きました。この新舞鶴小学校のひまわり学級から6年4組までのすべての学級の全員が、「わからないことがわかるようになりたい」「できないことができるようになりたい」と思って、一人一人のやり方やペースで一生懸命頑張っています。頑張っていない人なんかいません。それを「どこどこの学級の人はこうや」みたいな勝手な決めつけで、話をしたり、その学級の人を傷つけたりすることは、いじめです。先ほど話をした「違いを認め合う」「相手のことをよく知る」「気持ちを想像する」という3つを大切に、この6月の1か月をしっかり考えながら過ごすことで、これからの学校生活がよりよいものなります。
この新舞鶴小学校に通うすべての人がやさしさと思いやりにあふれる人になり、この学校に通えてよかった、明日もまた来たいと全員が思える素敵な学校にしていきましょう。